パニック障害の基礎知識

パニック障害とは

良きせぬ事態に遭遇すると、誰でも一時的なパニック状態に陥ります。パニック障害とは、このような驚く出来事が特にないのに、パニック状態に陥いってしまう不安障害の一つです。

パニック障害は100人に1人は抱えているとされる症状で、誰でもなる可能性を持っている特別な病気ではありません。ただ、正式な定義づけがパニック障害にまだない事や、日本とアメリカ、またヨーロッパで認識に違いがあるなど、あまり世間に知られていないのが現状です。

パニック障害では、特に理由なく強い不安に襲われる事があるので、周囲の人が理解し難く、精神病などと考えられていた事もあります。近年は、芸能人がカミングアウトするなどして、以前よりは理解されています。

パニック障害は、欧米では女性の方が男性に比べて発症確率が高いとされていますが、日本では男女差による発症確率に違いは、ないとされています。パニック障害は、20代~30代で最も発症しやすいと言われています。事前に危険を察知し、心の準備を行ったり体勢を整えるのは生物にとって、正常な反応です。

パニック障害では、何も危険がないのに非常事態と誤認して、心身が過剰に反応してしまいます。パニック障害は、命に関わる危険な病気ではありませんが、パニックを起こす状況によっては危険であったり、慢性化によって悪化しやすいので、早期の対処が重要とされています。パニック障害の克服には時間がかかりますが、自分の症状と向き合い、少しずつ自信をつけていく事が重要です。